弥生時代後期の貴重なガラス製、初の「J字」勾玉が出土 松江市(産経新聞)

 島根県埋蔵文化財調査センターが24日、松江市の西川津遺跡で弥生時代後期の「J」字形のガラス製勾玉(まがたま)が出土したと発表した。ガラス製のJ字形勾玉が確認されたのは全国で初めて。

 J字形の勾玉は約1800年前に作られたとみられ、縦1.7センチ、横1.1センチ、厚さ0.4センチ、重さ0.9グラムで鮮やかな青色。弥生集落の溝(幅約2.5メートル)から大量の土器などとともに1個が発見された。勾玉の上部には、ひもなどを通す小穴があった。

 勾玉は古代装身具の1つで、一般の形状は玉から尾が出たようなC字形が多い。J字形について、同センターの原田敏照・文化財保護主任は「縄文時代に石製の勾玉には同じような形があり、今回の勾玉は、その流れを受けた可能性がある。勾玉の起源や変遷を知るうえで貴重な史料」と指摘する。

 県内で弥生時代のガラス製勾玉が出土したのは今回で3例目。当時ガラス製品は希少のため、有力な集団が暮らしていたとみられる。

 今回発見されたJ字形勾玉などの出土品は、28日午前10時から松江市の川津公民館で公開される。

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